「ツモリチサト（TSUMORI CHISATO）」ブランドのこれまでに手がけた170体を超えるアーカイブ作品がヒカリエ8階のイベントスペース「COURT」「CUBE」 一堂に並ぶ、どなたでも無料で入れるイベント。

津森さんはインタビューに「35年間、変わらなかったものといえば、自分のスタイル。昔から『おもちゃ箱をひっくり返したみたい』と言われてきて、今もずっと、ハッピーでピースフルなものが好き」と笑顔で答える。夢想的とも思えるツモリ・ワールドは、 手の込んだ刺繍、繊細な素材の表情、 独特の色と素材のマッチング、精緻な作品は、普遍的な大人服の説得力を感じさせる作品は圧巻！

「今の時代、こうした手作りのものは、縫製も本当に大変でなかなか難しい。仕方ないとは思いつつ、ちょっと寂しい 」とのお話も。

またあふれんばかりの要素を取り入れていれている35年間のコレクションで【戦う事】をテーマに使ったことは？の質問に、過去を思い出しながら「一度もない」との事。津森さんの自然でピースフルなスタンスは、ディストピアとも思える今の世界の中で、ファッションのリアルなユートピアを見せてくれています。